展覧会

コンフリクトと調節。ソ連時代のエストニアの美術 (19401991)
展示期間   2016年2月16日より
会場        4階のA部

新しい展示は美術とその環境の複雑な関係にフォーカスしている。ソ連時代には御存知のように社会主義のイデオロギーがあり、人々が普通の生活の中で何かを表現することが大変難しかった。そこで芸術家は美術を通して別の世界を作り出し、抵抗の意思を表現した。表現は大変デリケートで、簡単に理解できるものではない。クム美術館はその来場者に様々な解説を通じて、同時代の美術を紹介している。

ソ連の夜。ラウル・ラヤング
展示期間        2016年9月16日~2017年3月

会場        プロジェクトホール、4階のA部

ラウル・ラヤングの初期のシリーズ「ソ連の夜」(1981~1982) のモチーフはソ連時代の祝際アルバム、広告パンフレット及び家族の写真から借りてきた。画家はレーリン、クリスマスツリーやヴォルガという自動車等のイメージをうまく結び、後期ソ連の生活の多数の逆説を研究する。

色の指揮者。エストニアの美術における音楽と近代性
展示期間    2016年11月18日~2017年4月

会場        3階のB 部

展覧会はモデルニストである画家、たとえばコンラド・マギ、エデッゥアルド・ヴィーラルト、アド・ヴァッベが、民謡から始まってキャバレー音楽で終わるまで、どのように音に影響されたのか初めて研究している。展覧会は歌っている風景とカラーのシンフォニーが見学できる。

ポール・デルヴォー。夢からさめた人
展示期間    2016年11月25日~2017年3月

会場       大ホール

20世紀の美術に大きく影響を与えたベルギーの超現実主義者による作品は、夢のような雰囲気を表現し、真実と幻想を混ぜ、深い個人的なモチーフと美術歴史の引用文と遊んでいる。ベルギーのMusée d’Ixellesとの共催。

2階 大展示場
ユリ
オカス(Jüri Okas
2017年4月7日(金)〜8月27日(日)

特に才能のある建築家として知られているユリ・オカスは、1970年代の前衛的なアーティストの世代に属します。彼らは当時の見解に沿った現実的描写から離れ、ミニマリズム、地球アート、そしてネオコンセプトという新しい概念に基づく考え方をエストニア芸術に導入しました。
本展担当者:シリエ・ヘルメ(Sirje Helme)

ドイツの「野蛮人」− 表現主義の芸術グループアーティスト、ブリュッケとブラウエライター
2017年9月22日(金)〜2018年1月14日(日)

本展は、キリヒナー(E. L. Kirchner)、ノルデ(E. Nolde)、マーシー(F. Marci)、カンディンスキー(V. Kandinsky)などの世界的に有名なドイツ表現主義のアーティストによる20世紀初期の作品を紹介します。前例のない新奇な色、感情や精神を伝えることで、彼らの作品は当時のヨーロッパの芸術世界を奮い立たせました。本展は、ドイツの画家だけではなく、エストニアのアーティストの作品の中にもある「野蛮さ」の跡を追跡してみます。
本展担当者:デトマー・ヴェストホフ(Detmar Westhoff)

3階 展示室
色彩の指揮者 − エストニアの芸術の中に見られる音楽とモダニズム
2016年11月18日(金)〜2017年8月27日(日)

若いアメリカ人のキュレーターが主催した本展は、フォークソングからキャバレー音楽まで様々な音がどのようにエストニア人モダニズム芸術家、コンラド・マギ(Konrad Mägi)、エドゥアルド・ヴィーラルト(Eduard Wiiralt)とアド・ヴァッベ(Ado Vabbe)の三人を感化したかに注目しています。展示された作品の中には歌う風景や色彩のシンフォニーも見られます。
本展担当者:バート・プショー(Bart Pushaw)

悪の華の子共 − エストニアの退廃芸術
2017年9月8日(金)〜2018年1月

「あなた、日照りの暑さのあの夏の日はまだ覚えているでしょうか。あなた、明るくて鮮やかなあの日に道端で見かけた死体が私たちをうっとりさせたことはまだ覚えているでしょうか。」(シャルル・ボードレール「悪の華」)

様々な時代のアーティストや作家は、美しさはもちろん、醜さや堕落にも魅せられました。同様に、世界中の名声ある詩人シャルル・ボードレールもこの世の中に存在する裏側に魅惑されたようです。ボードレールの思考と感情のエレガントでも病的でもある世界は20世紀エストニアのアーティストにとってインスピレーションのもとになりました。
本展担当者:ロラアナベル・カッシ(Lola-Annabel Kass)

4 展示室

調和させたワールド、左右相称の反映 − ウロソーステル(Ülo Sooster)、ユリソボレフ(Juri Sobolev)、トゥニスヴィント(Tõnis Vint)、ラウルメール(Raul Meel
2017年3月3日(金)〜6月11日(日)

本展は、当時の政府に認められなかったソビエト時代のモスクワとタリンのアーティストによる考え方やアイディアの交換を調べたものです。四人の名高い芸術家の重要な共通点は、作品の中に芸術と科学を混在させたことにあります。
本展担当者:アンナ・ロマノヴァ(Anna Romanova)、エハ・コミサロフ(Eha Komissarov)

芸術の記録
2017年7月7日(金)〜11月12日(日)

芸術史は作品のみではなく、芸術の行事、展覧会の空間、人間関係や芸術界の中の進行状況などの様々なアスペクトから成り立っています。こういう観点から見れば、エストニアの芸術や文化的催しを伝えてきたカメラマン、ヤーン・クロシェイコ(Jaan Klõšeiko)、ユリ・テンソン(Jüri Tenson)とカリュ・スール(Kalju Suur)の三人は記録者というよりも積極的な観点を持ったアーティストです。
本展担当者:アヌ・アラス(Anu Allas)

アンドレストルツ(Andres Tolts)− 静物の風景
2017年11月24日(金)〜2018年3月

アンドレス・トルツは20世紀後半のエストニアの芸術の中で重要なアーティストです。1960年代後半に生まれた「コンセプチュアルアートのターン」という大きな変化とポップアートの美学が彼の作品の原点となります。芸術家トルツの作品は描いた物、空間と画像の相互関係を乱しながらそれらの深い性質を研究しています。
本展担当者:アヌ・アラス(Anu Allas)

プロジェクトルーム

KUMUユースクラブ!ツールボックスとしての美術館
2017年4月21日(金)〜5月21日(金)

本展は、2015年にスタートした国際協力プロジェクトの最後の催し物として、このプロジェクトに参加したKUMUユースクラブのメンバーが展示物を選びます

対話 − マレヴィント(Mare Vint)とヤーヌスサンマ(Jaanus Samma
2017年6月2日(金)〜2018年1月

1960年代後半以降から続いている、マレ・ヴィントの建築要素を含むミニマリストな風景画は空間と静寂に注目しています。ヤーヌス・サンマの新しい作品もまたマレ・ヴィントの作品からインスパイアされたものです。
本展担当者:アヌ・アラス(Anu Allas)

5階 展示室

アヌプデル(Anu Põder)− 脆弱は勇気である
2017年3月17日(金)〜8月6日(日)

アヌ・プデルはエストニアの現代彫刻やインスタレーションアートを手がける最もユニークな芸術家の一人。1970年代に芸術家の道を歩み始めたプデルの作品は人間の精神と感情の世界を表現します。多くの同時代の芸術家と違ってプデルはソ連時代のエストニア社会の現状を描くのをできるだけ避けていました。
本展担当者:レベッカ・プルドサム(Rebeka Põldsam)

中央および東ヨーロッパの新芸術に見られる観光者と移住者の姿
2017年8月25日(金)〜2018年1月

本展を通して東ヨーロッパの過去と現在の様々な旅行や移住のかたちが鑑賞客の目の前に広がり、さらにエストニアの芸術家が想像した旅の神話がこれらに加わります。機知に富んだ過去の記憶を想像させるこの展示プロジェクトの一部は最初2015年にヴェネチアビエンナーレに展示されていました。
本展担当者:マグダレナ・モスカレーヴィチ(Magdalena Moskalewicz)

 

国際的プロジェクト

ミケルシトウ(Michel Sittow)– エストニア出身のルネサンス時代の宮廷画家
2018年6月10日(日)〜2018年9月16日(日)

ワシントンナショナルギャラリーオブアート2018年1月28日(日)〜5月13日(日)
KUMU
美術館の大展示場2018年6月10日(日)〜2018年9月16日(日)

2018年、ワシントン・ナショナル・ギャラリー・オブ・アートの協力でエストニア出身の画家ミケル・シトウ(1469年頃〜1525年)の展覧会がエストニア国立美術館で行われます。シトウは15〜16世紀ヨーロッパ宮廷で高く評価された名高い画家の一人でした。